当社の創業は昭和24年、初代社長が戦後の厳しい食糧事情を目にして、「安くて美味しいものを提供したい」という若き情熱から、独学で製麺技術を学んだことに始まります。昔は中華料理屋のラーメンが主流で、麺の種類もそれほど多くありませんでしたが、ここ10数年で“こだわりのラーメン”を提供する専門店が増え、麺の種類も増えてきました。そこで、少量でもバリエーション豊かな麺作りに対応していくため、2011年春、埼玉・松伏町に新工場を稼働させました。

当社は、長年培ってきたノウハウを活かし、どんな麺のご要望にも応えられると考えています。例えば、麺がいかにスープと上手く絡むかは、PHや糖度などが重要となってくるのですが、当社ではそれらのデータを重視し、これまでレギュラーで200品種以上の麺を作ってきました。「酸性度の高いスープには麺でPH濃度を変えたほうがいい」「主張の強いスープには味を変えない麺がいい」といった提案をしていくことも可能です。

また、スーパーなど量販店向けの麺作りも行ってきたため、5S運動やHACCP委員会の設置など、安全衛生・品質管理は早くから徹底してきました。
より良い製品を提供し、お客様のご繁栄に貢献することは、当社の企業使命です。今後は「新たにラーメン店を始めたい」という方が、まず相談に来てくれるような製麺会社を目指し、努力し続けたいと思います。

代表取締役　菅野　善男